最近、鏡を見たときに「なんだか分け目が広がった気がする」「髪にボリュームがなくなってきた」と感じたりしてませんか?
もしかしたら、びまん性脱毛症という女性に多い髪の変化かもしれません。

実は私も40歳なかばを過ぎたころ、髪の毛のボリュームが少なくなり、朝のスタイリングが決まらなくなってきてました。
最初は「年齢も年齢だし仕方ない」と思っていましたが、実は髪の成長にはホルモン・栄養・生活リズムなど、たくさんの要素が関係しているんですね。
今回は、そんなびまん性脱毛症について、原因からケアの方法、日常でできる改善ポイントまで、やさしくお話ししたいと思います。
びまん性脱毛症はいつから始まるの?原因を知ろう!
女性の髪の悩みは、40代後半から少しずつ始まります。
私たちの髪は、女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて元気に育っていますが、閉経に近づく更年期を迎えるころにこの女性ホルモンが著しく減っていくことで、毛根の働きがゆるやかに弱まり、「抜けやすく」「細く」「コシのない」髪になりやすくなるんです。
※エストロゲンとは?
女性らしさをつくるホルモンで、成長とともに分泌量が増え、生殖器官を発育、維持させる働きをもっています。
女性らしい丸みのある体形をつくったり、肌を美しくしたりする作用もあるホルモンです。
出典: https://www.otsuka.co.jp/pms-lab/basic/estrogen_progesterone.html
さらに、私生活では忙しさによる睡眠不足、食事(栄養)の偏り、仕事や旦那?のストレス、急激なダイエットなどこうした要因が重なると髪に十分な栄養が届かなくなって全体的にボリュームが減る“びまん性脱毛症”が進みやすくなります。
私の場合は当時、仕事と家事に追われていた時期でストレス、睡眠不足が重なり、抜け毛が増え、髪の毛が一気に細くなってしまいました。。
そのとき初めて、「髪も体の一部なんだ」と気づきました。
分け目や頭頂部が気になり始めたら。。
びまん性脱毛症の特徴は、「部分的」ではなく髪全体のボリュームが減ってしまいます。
全体が徐々に薄くなっていき、特に分け目や頭頂部の髪がスカスカに見えるようになると、多くの方が気づきます。
私の場合は、娘から「お母さん、髪薄くなってない!?」とショッキングな指摘を受けました。なんでもハッキリと言う娘なもので(笑)
もちろん自分でも気がついていたのですが、やっぱ家族でも気にしていることを言われちゃうとショックです。
それからは、髪の分け目を時々変えたり、ドライヤーで根元をふんわり立ち上げたり、少しでもボリューミーに見えるよう工夫するするようになりましたが、抜け毛は増える一方。。それから育毛ケアを始めました。
見た目を気にするのは悪いことではありません。むしろ、「気づいた時点でケアを始める」ことが、髪年齢を守る第一歩なんです。
女性のびまん性脱毛症におすすめの育毛ケア
薄毛が進んできたと感じたら、育毛ケアを取り入れてみましょう!
女性に使いやすいタイプの育毛剤は、頭皮をやさしく保湿しながら、毛根の働きを助ける成分が入っています。
私が最初に試したのは、ネットで購入した女性ホルモンが処方された育毛剤です。

正直、最初の1か月は抜け毛が少し減ったかな?くらいの感じで「これ、効いてるのかな?」という半信半疑な気持ちでした。
でも、3か月目くらいから抜け毛が少し減ってきて、髪の立ち上がりがふわっとしてきたのを実感。とにかく焦らず続けることが大切なんだとわかりました。
そして、育毛剤と同じくらい大切なのが頭皮環境のケアです。シャンプーのときはゴシゴシこすらず、指の腹でやさしく洗う。
お風呂上がりには、しっかり髪の毛を乾かした後、育毛剤を塗布し頭皮マッサージで血流を促してあげましょう。
それだけで、髪の根元が少しずつ元気を取り戻してくれます。
ホルモンバランスと髪の深い関係
女性の髪は、ホルモンの影響を大きく受けています。
特に、更年期に入ると女性ホルモンが急激に減少し、髪の成長が追いつかなくなります。
この時期は、イライラしたり、眠れなかったり、体調の波も出やすくなります。
その揺らぎが、髪の変化にも現れるんです。
だからこそ、まずは無理をしないことを徹底してください。
「疲れたな」と思ったら、どんなに忙しくても少し休みましょう。

しっかり眠って、心と体のバランスを戻すことが、結果的に髪の健康にもつながります。
毎日の生活でできる びまん性脱毛症対策
びまん性脱毛症は、生活習慣を整えるだけでも進行をゆるめることができます。
- 睡眠をしっかりとる。(毎日6〜7時間が理想)
- 栄養バランスのとれた食事をとる。
- 頭皮の血流を良くする軽いストレッチを行う。
- 髪を強く結ばない。
- ストレスをためこまない。
私は毎晩、湯船に浸かりながら3分だけ頭皮をほぐすようにしています。
たったそれだけでも、髪の根元が柔らかくなり、乾かした後のボリュームが違うんです。
毎日少しでもいいから、自分を大切にする時間が髪の元気を取り戻す近道なんです。
髪を育てる食べ物と栄養の話
髪に良い栄養といえば、タンパク質・鉄・亜鉛・ビタミンなどです。
特に、鉄分が不足すると毛根への酸素が足りなくなり、髪が細く抜けやすくなってしまいます。
それでは髪の成長に必要な食べ物やビタミン、ミネラルについて考えてみましょう。

■おすすめの食材
・赤身の肉(亜鉛・鉄分)
・レバー(ビタミンB群・亜鉛など)
・大豆・豆腐・納豆(亜鉛・鉄分・イソフラボンなど)
・サーモン・まぐろ(ビタミンD・タンパク質など)
・緑黄色野菜(ビタミン群・βカロテンなど)
・ナッツ類(ビタミンE・亜鉛など)
■ビタミンとミネラルの髪の影響
・亜鉛 髪の主成分(ケラチン)を作る酸素をサポート。
・鉄分 血液中のヘモグロビンを作り、毛根に酸素を届ける。
・イソフラボン 女性ホルモンの働きで、髪の成長を助ける。
・ビタミンB群 新陳代謝を促し、髪の成長サイクルを整える。
・ビタミンD 毛母細胞の働きをサポート。
・ビタミンE 毛細血管を広げ、頭皮の血流を改善。
・βカロテン 頭皮の細胞を守り、皮脂バランスを整える。
・たんぱく質 髪の主成分(ケラチン)を作る。
私は朝食にゆで卵と納豆を取り入れるようにしてから、なんか髪の調子が良くなった感じです。
難しい食事制限をする必要はありません。「髪も食べ物から作られている」ことを意識するだけで、日々の選び方が変わるので。
ただ、忙しくて食事だけで、栄養を摂るのはなかなか難しい場合、サプリメントもおすすめです。
最近は、女性専用のサプリメントも増えていますよね!
サプリは「足りない栄養をサポートするもの」として上手に取り入れると効果的ですよ。
まとめ
びまん性脱毛症は、更年期が近づくと誰にでも起こりうる可能性のある自然な髪の変化です。
でも、「知ること」「整えること」「続けること」で、髪はちゃんと応えてくれます!
焦らず、今の自分にできるケアをひとつずつ積み重ねていきましょうね。
それが、これから先の「髪の未来」を守る一番の近道です。
私もまだケアの途中ではありますが、少しずつ髪がふんわりしてきて、朝の鏡を見るのが少し楽しみになりました。
育毛剤やサプリメントだけに頼らず自分の私生活(食事・ストレス解消など)を見直すことはとても大切です。
まさに継続は力なりです!髪が変わると、気持ちも変わります。
あなたも今日から、やさしく髪をいたわってあげてくださいね。
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